天然木に変わる救世主、人工ウッドデッキとは?ウッドデッキは人工木が主流!
ウッドデッキを作りたいと考えているが、天然の木では耐久性が心配なために、人工木を検討している方もいるのではないでしょうか。ここでは、ウッドデッキに使われる人工木の種類や特徴、メリット・デメリットなどについてご紹介してきます。これからエクステリア工事をはじめる方はぜひ参考にしてください。
目次
人工木のウッドデッキとは
人工木のウッドデッキとは、樹脂など天然木以外の素材で作られているウッドデッキ用の建材です。昔ながらのウッドデッキといえば、比較的に耐久・耐水性のある天然木が用いられてきましたが、定期的な維持メンテナンスは必要とされていました。
人工木ウッドデッキは「建材」であるとはいえ、天然木の素材感をリアルに再現している製品もあるなど、エクステリア製品として一般的にも使われています。また、建物のイメージに合わせてカラーを選択できるなど、バリエーションもあります。
人工木の特徴
人工木のウッドデッキの素材感は、樹脂成分に混ぜる木粉の含有量によって異なります。また、樹脂成分の種類にも左右されます。木粉が多く含まれれば天然木の素材感が再現されやすくなり、見た目にも柔らかな印象になりますが、その分耐久性が低下します。
人工木のウッドデッキを選ぶ際には、天然木としての素材感と耐久性のバランスを考慮するようにしましょう。
人工木のメリット・デメリット
ここからは、人工木のウッドデッキを設置した場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット
耐久性・耐水性がある
耐久性・耐水性に優れていることは、人工木の大きなメリットのひとつです。天然木の場合、雨に濡れることで腐食につながることがあったり、日光による紫外線で乾燥やひび割れしたり劣化の要因になります。人工木は水分を吸収しにくい性質がありますので、雨に濡れる場所でも安心して使うことができます。
長寿命・メンテナンスが容易
耐久性があることで、メンテナンスに手間がかからず天然木よりも長持ちします。天然木は、耐久性を維持させるために、1~3年ごと定期的な塗装メンテナンスが必要です。業者に依頼することもできますが、費用を抑えるためにDIYで対応している方が多く、負担になります。人工木はメンナンスが容易ですから維持費も削減できます。また、害虫からの影響が少ない点もメリットのひとつです。
品質が安定している
樹脂製品であることから、品質にバラツキがなく安定しています。天然木は、ひとつひとつの木の性質が異なるため樹種によっても品質が統一されにくくなります。通常であれば外部で使うため天候による変化も出やすくなりますが、人工木は長い間で形状が変わらず使い続けることが可能です。
デメリット
熱吸収が高い
人工木の特徴として熱吸収率が高い点が挙げられます。そのため、外部で日光に当たると素足では「熱い」と感じる程度の温度になることがあります。履物を利用する、遮熱効果のある人工木を選ぶなど対策が必要です。
塗装はできない
人工木でのカラーバリエーションはありますが、基本的に塗装での着色には向きません。表面にコーティングするタイプの塗料なら塗ることは可能ですが、紫外線などで塗料がひび割れを起こす可能性もあります。DIYでは対応できないことも想定しておきましょう。
既製品の素材感がある
人工木は素材に木粉を混ぜ合わせていることで、天然木のような素材感を出しています。
とはいえ、本物の天然木とは仕上がりに差が出てしまいます。建物との相性やデザイン性なども考慮して選択することをおすすめします。
人口木を活用するときの注意点
人工木のウッドデッキは、日当たりによっては素材が高温になりやすい特徴があります。大人は理解して暮らすことができますが、小さなお子様と同居する家庭では、目が行き届かずにお子様がやけどしてしまう危険性がありますので十分に気を付けるようにしましょう。
また、耐久性に優れるため雨が降った後は水分が表面に残りやすくなります。滑りやすく転倒のリスクがありますのであわせて注意してください。
まとめ
メンテナンスが容易な人工木のウッドデッキは、DIY塗装は得意ではない方や、メンテナンスに手がかからない素材を考えている方には、とても使いやすい素材です。
雨が多い地域や積雪の多い地域などでも安心して施工できますので、ウッドデッキを作る際にはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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