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火災保険(火災共済)申請を使ったリフォーム(修理)の真実に迫る!0円、無料でも訪問業者トラブルか!?

火災保険(火災共済)がリフォームになぜ使えるのか

 近年、台風を始めとする自然災害(風水害)の増加に伴いニュースや損害保険会社によるテレビCMでも見かける機会が増えた火災保険の自然災害(風水害)被害(損害)、家屋の破損への保証。

各損害保険会社のサイトやカタログにも丁寧に記載があり、自然災害(風水害)豪雪、台風、雹などが原因による被害(損害)は保険対象となっているため加入者である私達は保険会社へ請求をすることが出来る。

出典:CO-OP共済 https://coopkyosai.coop/portal/kasai.html

組合などが運営する火災共済も同様の保証や見舞金などが受けられるものもある。自身の火災保険はどこの会社でどんな契約内容かを見ておくと安心です。

自然災害(風水害)による火災保険対象リフォーム(修理)事例

  1. 大雪で雨樋が外れそうになっている、外側(下)に向かって歪み曲がってしまった
  2. 大雪でカーポートが傾いた場合や、カーポートの屋根(アクリル板)が破損した
  3. 台風で屋根の瓦が外れた(スレート材が外れた)又は飛来物により割れて破損した
  4. 台風で雨樋やベランダ屋根、板金が外れた又は破損した
  5. 雹でベランダ屋根に穴があいた
出典:ニッポン放送NEWSONLINE https://news.1242.com/article/186801

 さて、実際リフォームやリノベーションに使えるのかというと答えはNO、火災保険が適用される際は現状回復で修理(リペア)が大前提なのだ。グレードを上げて最新の製品にするとかは原則できないが中にはグレードアップが出来るような口ぶりで勧誘するリフォーム業者の営業マンもいるため注意が必要。

申請業者が謳う、火災保険で0円リフォームは本当に無料なのか

最近では折込みチラシやネット広告、訪問販売などで「火災保険を活用した0円リフォーム」「火災保険で無料」と勧誘をする業者が急増しているが果して本当に0円なのか。

 答えはまちまちでケースバイケース。例えば修理見積もりが50万円で工務店と契約しても保険会社が自然災害(風水害)による破損状況を全て認めた場合は50万円が保険金として支払われるため実際の手出しは無いため言い方を変えれば無料ともとれるが。。(※実質無料であり、支払いは行っているので間違いなく無料ではないし0円でもない)

 修理見積もり50万円でも保険会社が認めた破損内容が一部であったり、認めないとったケースは大きな負担を強いられるケースもあり後で述べるがトラブルになる事も増えているため注意が必要。

 注意点として経年劣化は保険対象外。当然ながら故意に壊したり虚偽の申請は詐欺罪に問われる可能性もあるので絶対にやめてください。

火災保険でリフォーム工事(修理)の実施、施工業者は選ぶことが出来る

保険請求が無事に認められると損害保険金が支払われるが、ここで疑問に思われる方もいると思うが工事(修理)は必ずしなければならないのか。

 答えはNO、工事は必ずしなくても大丈夫です。しかし次回同じような自然災害(風水害)による損害(破損)があった場合は当然、支払いの対象にならないので注意が必要です。

 保険会社が損害を認めて保険金が支払われたら保険金の全額、当社で工事をという条件をつけたりする業者が多いようだが、これらは業者の都合の良い取り決めルールである。工事(修理)をするかしないか、どの業者で治すのかは全て個人の自由であり権利があるので一方的な業者の言い分だけを聞き入れる必要はない。

ご自身でいくつか優良業者をみつけて、見積もり価格やサービスを比較検討することが最善です。

有名な一括見積もりサイト一例

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火災保険の保険請求(申請)からリフォーム、工事までの流れ

保険請求が初めての方もいると思うので、下記に簡単にまとめておきますので参考にしてください。

※どこの損害保険会社もフォーマットは違えど、手続きの流れや必要事項の内容は同等になります。

火災保険の保険請求は業者に頼まなくともご自身でおこなえます。

屋根など高所作業や危険が伴う調査は業者へ依頼することをおすすめします、仕事を発注するかどうか決まっていなくても現地調査は無料でしてくれる業者は山ほどいます。

1.火災保険会社へ連絡、被害の説明(ホームページや保険証券に記載があります)

  • 被害にあった日(事故日という)、原因(大雪や台風等)、損害(破損)状況を聞かれる(録音もされている)ため、事前にこれらをメモにしておく事がおすすめです。

2.火災保険会社から書類が届くので必要事項を記入して返送する

  • 破損状況がわかる写真と修理の見積書を業者に依頼し、準備しておくとスムーズです。こちらにも上記1同様に事故日、原因、被害状況を記載する必要があります。
⇛保険申請に必要な「写真」「見積書」を一括手配する

3.火災保険会社(保険会社が指定する損害鑑定会社)による現地調査、損害鑑定

  • 保険会社が依頼した鑑定会社から鑑定人が来る。現地の損害調査、鑑定で本当の目的は「出来る限り支払う保険金を減額したい」です。

4.損害保険金の支払い(完了)

  • 上記3の鑑定により自然災害(風水害)による破損、損害が認められた場合、ご自身が指定された口座へ損害保険金が振り込まれます。

5.火災保険で認定された金額や目的に合わせてリフォームや修理をする(工事の実施は自由選択)

火災保険会社からの認定内容も様々で、リフォーム修理に必要な見積もり全額が認められる場合もあれば逆にその半分以下ということもあります。状況に合わせて工事の実施を検討してください。

火災保険申請コンサルタント、申請代行業者トラブル急増中

出典:独立行政法人 国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201001_1.html

この数年、自然災害(風水害)が多かったことに便乗し、訪問販売や折込チラシ、ネット広告などで業者の勧誘も増加し、中には荒手の業者も多々いるようで消費生活センターへの相談が急増しています。また一般社団法人 日本損害保険協会(大手損保各社による団体)でも注意喚起を強めています。

 特に訪問販売のトラブルが多く結果的に望まない工事をするはめになったり、0円(無料)で負担が無いはずだったが結果的に負担するはめになった、途中でやめようとしたら高額な違約金が契約書に小さくあり請求された等、手口やトラブルのケースは様々でネットでも多く事例が出ているので、参考までに見ておくことをおすすめします。

 また工事は行わずに保険金請求のサポートやコンサルティング等の名目で、損害保険金の30%から40%相当額を成功報酬として請求しているオンライン(ネット集客)専門業者も急増しているが、訪問販売同様にトラブルが多い。

火災保険を使ったリフォームまとめ

 火災保険による自然災害(風水害)被害(損害)が保険金の支払い対象であることは間違いないが、突然来た業者の言いなりになり全てを任せるのではなく、ご自身でよく調べて家族や保険代理店、第三者(友人、知人)と相談して行動することが大切です。

まず火災保険を利用するかどうかも含めて無料の大手見積もりサイトから紹介を受けましょう。

3~5社から見積もりをもらい、見積り価格や保証等のサービスを比較してからリフォームや修理を依頼すれば失敗は少ないです。

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