火災保険に加入したものの、活用しないまま保険金だけ払い続けている、なんてことはないですか？
火災保険という名前から、火事の時しか使えないと思っている人は多いようですが、実はそうではありません。
災害が起きた時に被害状況に目が行きがちですが、実は自己負担なしで火災保険を使ってお得に屋根や外壁を塗装するチャンスかもしれません。
火災保険が支払われる事例やどのくらい支払われるかについてまとめました。
なんとなく火災保険に加入しているだけ、という人は必見ですよ！
目次
火災保険（自然災害・風水害）で屋根、外壁塗装は対象になるのか
火災保険という名前でも、火災保険は火災だけでなくいろんな自然災害による屋根や外壁の損害に対応してくれます。
火災保険でどこまで保証の対象になるかは、保険の種類により異なります。
火災保険は大きく分けると2種類あります。
- 住宅火災保険…火災・風害・落雷などについて保証
- 住宅総合保険…上記に加え、水害・雨漏り・人災・盗難についても保証
住宅総合保証は手厚い分賭け金もアップします。
ただし自然災害の中でも地震だけは別枠扱いされることが多く、特約など追加の保険に加入していないと保証されません。
火災保険を使ったリフォームについてはこちらの記事でも掲載されています。
火災保険の支払い対象となった場合、どれくらい屋根・外壁塗装の費用負担が軽減されるか
損害保険の支払いに関してはフランチャイズ方式とエクセス方式の2種類があります。
共通して言えるのは損害額＞免責金額となった場合は保証されず、加入者が全額負担することになります。
一つずつどんなものか説明します。
火災保険フランチャイズ方式の自己負担額
フランチャイズ方式の場合、免責金額が20万円に設定されていることがほとんどです。
損害額がこの免責金額の20万円を超えた場合のみ加入者の負担額は0円で、損害額の全額が保険会社から支払われます。
| 《例》 ・損害額が15万円の場合…自己負担額は15万円 ・損害額が100万円の場合…自己負担は0円 |
損害額が免責金額に満たない場合は、保険会社からは保証がされません。
火災保険エクセス方式の自己負担額
エクセス方式は免責金額を0〜10万円の間で加入者が設定できます。
フランチャイズ方式と異なり、損害額から免責金額を差し引いた額が保険会社から支払われます。
| 《例》 ・損害額が15万円の場合…自己負担額＝15万円ー免責金額 ・損害額が100万円の場合…自己負担額＝100万円ー免責金額 |
今はエクセス方式が主流になりつつあるので、完全に無料で外壁や屋根を塗装できる条件の保険は少なくなりつつあります。
火災保険を利用した外壁塗装の事例と注意点
火災保険に加入しているから、災害で損傷したら必ず保証対象になる、というわけではありません。
どんな災害が対象になるのかと、保証してもらうための注意点をまとめました。
火災保険が外壁塗装に利用できる事例とは？
火災保険が利用できるのは加入している保険の内容にもよりますが、以下の通りです。
| 火災 | 火事 | 火災による破損 |
| 風害 | 台風 竜巻 | 強風による屋根・外壁のめくれ 風で飛ばされた物による物損 |
| 落雷 | 落雷 | 落雷の直撃による破損 落雷が原因で起こる火災による破損 |
| 水害 | 雨漏り 洪水 土砂崩れ | 豪雨による雨漏り 大雨により雨樋が破損 洪水での浸水による外壁の腐食 |
| 雪災 | 積雪 ひょう | 積雪の重みによる屋根の歪み・ひしゃげ 落下した雪による外壁の破損 ひょうによる屋根・外壁の破損 |
前途しました通り、住宅火災保険か住宅総合保険かにより保証内容は変わって来ますので、保険会社へ問い合わせるのが確実です。
どんな内容であっても火災保険が適用されないのは以下の場合です。
- 人為的な原因に対する補修
- 経年劣化による補修
- 施工不良のよる補修
火災保険を外壁塗装に利用するための注意事項
火災保険は被害があった日から3年までなら遡っての請求が可能です。
火災保険を請求するために、被災状況を写真に残しておきましょう。
被害状況は直す前に写真に残しておけば、施工後でも3年以内であれば請求可能です。
以下リンクのような見積もりサイトでは現地調査は原則無料です。
調査が終わったら速やかに写真や見積もりをもらい検討してみましょう！
全国の優良塗装店から外壁塗装の一括見積もりが無料で出来る【外壁塗装セレクトナビ】
厳しい審査を通過した優良店のみ完全無料でご紹介「タウンライフリフォーム」 
最後に~火災保険を上手に使って外壁と屋根を塗装しよう
火災保険は詳細を知らない人がだらだら保険料だけを払い続けているケースが多いですが、実はお得に活用すれば外壁や屋根を塗装する費用を保険会社に保証してもらえるかもしれません。
大雨や落雷、台風の後など、風・水害で外壁や屋根が痛んでないかこまめにチェックして、損傷があれば写真に残しておく癖をつけましょう。
いつの間にかできた損害は経年劣化と判断されがちですが、災害による損害なら火災保険が使えるかもしれません。
保証される額はフランチャイズ方式かエクセス方式か、また免責金額と損害額による異なります。
保証されるかどうかの判断に迷ったら、まずは写真で記録を残して専門業者に問い合わせてみるのがいいでしょう。
保険申請には「事故日」「原因」「損害状況」説明が必要です。またそれに伴い損害がわかる写真や業者の見積もりが必要です。
以下のようなサイトに登録される優良業者は現地調査（写真と見積もり提出）は原則無料で、火災保険の申請実績も多数ですので、まずは気軽に相談してみましょう。
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