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ミエルモ、あつし広告の火災保険申請サポート代行、コンサルタント業者は怪しいの?評判や口コミは?

火災保険申請サポート(コンサルタント)ミエルモとは

出典:株式会社ミエルモ
https://youtu.be/hmQlFFYry_8

最近、インターネット広告でやたらと目にする火災保険の申請(自然災害・風水害)コンサルや代行業者。

訪問販売を中心に業者トラブルも増えているというニュース記事も増えている中、芸能人をもちいたインターネット集客を行う株式会社ミエルモという会社に保険申請を任せて安心なのか、メリットとデメリットも合わせて検証してみる

会社概要でさっそく気になる点を発見(https://mielmo.co.jp/about/)※2021年6月26日現在

1.「代表取締役の記載がない」一般的には企業の代表者は掲載される企業が圧倒的多数

2.「設立(年月日)の記載がない」一般的に設立年月は掲載される企業が圧倒的多数

3.「資本金が100万円と少ない」少ないといけない訳ではないが、多いにこしたことはない。

ミエルモのビジネスモデル

火災保険(住宅総合保険)をかけている家がほとんどだと思うが、台風や大雪等の自然災害(風水害)にあった際に受けた損害(破損)に対して保険会社へ申請(保険金の請求)をサポートする。

申請に必要な事項を説明、申請(請求)に必要な損害写真一式、修理見積書を提携工務店から発行、鑑定立ち会いに関する知識サポート。

ミエルモの手数料(成功報酬)

その対価は成功報酬(成果報酬)となっているが30%~35%(税別)とかなり高額です。

例)100万の損害保険金に対して35万(消費税3.5万)合計385,000円を手数料で支払う

⇛依頼した顧客は差し引きされた61.5万円しか手元には残らない

ミエルモの費用1(経費)

それだけ報酬を支払うのには理由もあるだろう。まずは皆さんを集めるための広告費、ネット広告だから安いんでしょう?という方もおられるだろうが実際、かなり高い費用がかかっている。「火災保険」や「リフォーム」等のビッグキーワード(検索回数が多い検索ワード)で広告を上位表示するのに1クリックあたり数百円は間違いなくかかる。またSNS等の広告も同様に高額な費用がかかっているため、企業側もそれだけ手数料(利益)もあげる必要がある。

ミエルモの費用2(工務店による現地調査及び見積もり)

まず問い合わせをしたユーザーに対して、ミエルモは提携工務店を手配する。工務店は火災保険の申請(請求手続き)に必要な写真(申請者の家とわかるように表札、全景、被害状況のわかる写真)を複数枚撮影して現像する。又、調査した破損を修理するための見積もりを作成する。そのためユーザーは特にすることは無いに等しい。

ちなみに工務店に対する現地調査費用を支払う必要はない、なぜか。

ミエルモから工務店は成功報酬として5%(税別)を受け取っているためだ。仕事が不安定な工務店や個人事業主の職人にはうけるのだろう。そして提携工務店になるには20万円をミエルモに支払う必要があるようだ。

よってミエルモはユーザー顧客から得た成功報酬30~35%のうち5%は工務店に支払いが発生し、その他の費用では人件費や事務所運営費、一番大きな広告費をまかなっているわけだ。

ミエルモの利益(想定)

上記に記載の通り、売上(手数料)から工務店の調査費用5%をひくと約25-30%程度が残り、そこから人件費や広告費等を割りふるわけだがざっくりその半分として12.5~15%が手元に残る利益と推測される。これを少ないと思うか多いと思うかは個人差があるのでなんとも。

ミエルモや火災保険申請代行、コンサルタント業者に依頼しないと損害保険金は降りないのか

あたかもプロに頼まないと保険金が降りない、もしくは降りる保険金が少ないという触れこみが広告内に多いのだが実際どうなのか。自分で保険申請、保険請求は簡単に出来ますやることは「これだけ」

1.損害(火災)保険会社の事故受付センターに自分で電話をする

加入損害保険会社のホームページに記載がある事故受付センター(ダイヤル)の番号もしくは保険証券に記載の番号へ電話をする

※以下の3点は必ず聞かれるので予め答えられるように整理しておきましょう。また4点目も事故(自然災害・風水害)にあった日から申請までの期間(時期)が遅いと質問される事が多いので注意が必要です。

1-1【事故日】自然災害(風水害)にあった日

1-2【原因】台風・強風・突風・豪雪(大雪)・雹など

1-3【損害状況】台風の翌日、外に出たら〇〇が壊れていた~等

例)「2019年9月9日」の「台風(15号)」で「自宅の屋根」が破損した、「台風で雨樋が外れた」など

1-4※損害にいつ気づいたのか、なぜ直ぐに連絡せずに、今になって申請したのか

※保険会社との会話は録音されますので、しっかりとハッキリ答えれるようにしましょう。

その他、手続きの流れや必要な(用意してほしい)資料の説明がなされます。自宅の表札写真、全景写真、被害箇所の写真、修理見積書を準備してと言われますのでハイと言うだけ(聞いてるだけで問題ありません)

嘘をつく訳でないのなら、なんら心配する必要はないので堂々と事実だけを述べたら問題ない。

2.損害(火災)保険会社から請求書類が届いたら必要事項を記入し返送

送られてくる書類には見本がついているので、誰でも簡単に記入し書類は完成出来ます。※名前、住所、連絡先、上記の事故状況、損害金の振込口座の指定をする程度です。

上記にも触れていますが、返送する際に損害状況がわかる写真と修理の見積もり書を同封する必要がありますので、予め準備しておくと余計な時間をかけずに次のステップへ進めます。

無料で現地調査(写真撮影、見積作成)してくれる優良な業者を紹介してもらうとスムーズで、なおかつアドバイスももらえて安心です。業者さんも保険がおりれば修理の仕事になりますからね。

以下は有名な大手のリフォーム業者紹介サイトで、ほとんどの業者が無料で写真や見積もり、その他保険申請のアドバイスをしてくれます。

利用者数No.1の住宅リフォーム会社紹介サイト

火災保険に詳しい優良業者を無料でご紹介「タウンライフリフォーム」

リフォーム比較プロで見積もり比較

3.損害(火災)保険会社の指定する鑑定会社(損害鑑定人)による鑑定

台風直後などの災害直後でなおかつ被害範囲が広い場合、現地にほとんど来ること無く(件数が多すぎて対応しきれない)提出した書類や写真のみで判定されます。その場合は当然ながら審査はゆるく通過する可能性が高いです。逆に災害から日が経過すればするほど保険会社指定の鑑定事務所から損害鑑定人が来る可能性が高まります。

4.損害認定又は否認、無責「損害保険金の支払い」

上記2で提出した資料一式、または上記3による現地鑑定調査の結果で損害が認められると損害保険会社が算出した損害保険金が保険加入者の指定した口座へ振り込まれます。(このとき、修理業者の口座も指定は可能ですがトラブルの元になりますので本人の口座にしましょう)

以上が保険の申請、請求、支払完了までの一連の流れになります。

ミエルモまとめ

ユーザーが知識さえ持てば本人自身でも出来る火災保険の申請と請求に高額な報酬を払う必要がはたしてあるのか。ミエルモをはじめ火災保険申請コンサルタント、代行業者の存在意義が問われ始めている。

ミエルモの口コミや評判について悪い内容は今の所ないが、良い内容は宣伝広告と思われるので評価としては中立。

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