【屋根・外壁塗装】屋根材の種類とメーカー、屋根塗装に選ばれている人気塗料トップ5
屋根の塗装をする時、家の屋根材や塗料ってよく分からないですよね。
屋根材の種類によっては塗り替えよりも葺き替えのが良かったり、塗料の種類によっても費用が大きく変わってきます。
ここでは住まいの価値を高める屋根塗装について、屋根材の種類やメーカー、人気の塗料を紹介していきます。
屋根材の種類
屋根材も外壁材と同じように耐用年数が違ってきます。さらには塗装が不要な屋根材もあるので、住まいの屋根材はどれなのか?をチェックしておきましょう。
・天然スレート
粘板岩という岩を薄く切断して板状にしたものが天然スレートです。天然の岩を使用しているため日本ではほとんど普及していません。
・化粧スレート
平型なタイプと波型タイプが一般的に使われています。主にセメントとパルプを主成分にした天然スレートに似せたものの屋根材です。
・トタン
鉄板を亜鉛メッキで覆ったものがトタンです。施工費が安く軽いため古くから使われてきた屋根材です。断熱性が低く雨音が響くなどのデメリットがあることから現代の住宅にトタン屋根を選ぶことはほぼありません。
・ガルバリウム鋼板
鉄を55%のアルミ、亜鉛合金メッキで加工したものです。耐久性が高くとても軽い屋根材で、コスパも良いことから人気があります。
・銅板
古くから使われてきた屋根材です。酸性雨によって穴が空いたり変色するなどの特徴もあることから今はあまり使われていませんが、和風で重厚感があり銅板を選ぶ人もいます。
・アスファルトシングル
ガラス繊維にアスファルトを浸透させたものに石粒を吹き付け接着してある素材です。
洋風な住宅にも和風な住宅にもよくマッチするので、とても人気が高い屋根材です。
・粘度瓦
日本瓦とも呼ばれる昔ながらの品格ある屋根です。粘度を使って焼き上げられている昔ながらの屋根材で、1枚あたりの大きさは約30cm〜30cmほど。2.7kgほどあります。
・セメント・コンクリート瓦
粘度瓦より重たく、今はほとんど生産されていません。経年劣化によって雨水が染み込みやすかったり割れることもあり、耐震性は下がることから今はあまり使われていません。
屋根材メーカー
屋根材のメーカーは多くありますが、こちらは代表的な建材メーカーです。
瓦屋根メーカー
- マルスギ株式会社
- 栄四郎瓦株式会社
- 新東株式会社
- 富士スレート株式会社
- 朝日窯業株式会社
化粧スレートメーカー
- ケイミュー株式会社
- 防水技術に強い田島ルーフィング
金属屋根メーカー
- アイジー工業
- ニチハ
- ケイミュー
- 福泉工業
屋根塗装の時期
屋根の塗装をする目安は見た目ももちろんですが、あまり自宅の屋根を見ることはないと思います。耐久性が落ちてくる目安の時期を知っておきましょう。
- トタン/7〜10年
- スレート/8〜15年
- セメント瓦/10年〜25年
- 瓦屋根は基本的に塗装は不要
- セメント瓦・コンクリート瓦は塗装が必要
和瓦と呼ばれる粘度瓦の場合は塗装の必要ありません。
ですが、セメント瓦やコンクリート瓦の場合は塗装が必要です。
雨や風によって塗膜が落ちてしまうと瓦表面の素材がむき出しになってしまい水を吸い込んでいき、割れやすくなってしまいます。
とは言っても見た目に大きく差がないものもあるので、うちの屋根はどれなんだろう?と分からなければプロに判断してもらいましょう。
*外壁塗装をするタイミングで屋根塗装を行うと足場費用が浮かせられるので、おすすめです。
屋根塗装の注意点
屋根塗装を行う時に業者に任せるのもいいですが、納得のいくリフォームにするために知っておく注意点があります。
屋根塗装の必要性
そもそもその屋根塗装は必要なのか?と言うことです。
中には悪質な業者もいるので、おどしのようなセールスだったり納得行かないような価格だったりした場合は、必ず他の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。
屋根塗装の費用相場を知っておく
一般的な2階建の住宅(塗り面積50㎡〜80㎡、足場代込み)の場合、40万〜から60万円が相場と言われています。
「塗料代」20%「足場代」20%「施工費」30%、プラス利益が目安です。
塗料代の目安(一般的な2階建住宅の場合)
塗料 | 費用 | 耐久年数 |
ウレタン | 約3年〜5年 | 5,000〜15,000円 |
シリコン | 約5年〜7年 | 15,000〜40,000円 |
フッ素 | 約7年〜10年 | 40,000〜80,000円 |
無機 | 約10年〜15年 | 50,000〜120,000円 |
屋根塗装に使われる人気塗料
塗料にはそれぞれ特徴があるので、何を重視するかで選びましょう。
サーモアイ4F(4,350円/㎡*スレート屋根)
耐候性、光沢保持性が高く、フッ素系塗料の中でも多くの業者から信頼されている建築塗料です。シリコン系のサーモアイSiなどもあります。
ガイナ(3,600円/㎡)
遮熱性と断熱性両方の特徴を持ち合わせている塗料です。塗ることで室温が2〜3度下がったと言う口コミも見られました。
安さ重視ならサーモテクト(1.500円/㎡)
コスパの安さでおすすめな塗料ですが、遮熱性が高く、他の塗料と比較した時に約20度程もの温度上昇を防ぐことができると公表されています。
遮熱性重視ならキルコート(4.920円/㎡)
日射反射率は90%以上で、他の塗料と比べても高い遮熱性が期待できます。
色の種類は9種類ほどと少なめ。
耐用年数重視なら無機ハイブリッドコート(3,800円〜5,000円/㎡)
20年〜25年とも言われる圧倒的な高い耐久性の塗料です。伸びがいいのでひび割れしにくく、無機系塗料の特徴でもある屋根が汚れづらいと言う特徴もあります。
さいごに
いかがでしたか?
塗料だけでも種類・値段はさまざまです。次回業者さんと相談する場合は今回の記事で学んだ事を生かして、製品についても聞いてみると良いでしょう。
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