【外壁塗装】国内塗料メーカーと塗料の種類からグレードまで、みんなが選ぶ人気5選!
本稿では、外壁塗装におすすめの塗料メーカーと塗料のグレード、人気の塗料5選をご紹介します。外壁塗装をご検討中で、おすすめの塗料を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
人気の塗料メーカー3選
さっそく、外壁塗装で人気の塗料メーカーを3社ご紹介しましょう。
日本ペイント
日本ペイント(通称:ニッペ)は、塗料の国内売上高ナンバー1の老舗塗料メーカーです。建築用塗料だけでなく、大型構造物用塗料や自動車用塗料など、幅広く塗料の製造・販売をおこなっています。初めて「ラジカル制御型塗料」を開発・販売したメーカーとして有名です。
関西ペイント
関西ペイント(通称:カンペ)は国内売上高ナンバー2の塗料メーカーです。「ALESCO」というブランド名でも、よく知られています。自動車業界の上塗り塗料では、シェア1位です。海外進出に積極的で、海外売上高比率が60%を超えるグローバル企業です。
エスケー化研
エスケー化研は、国内売上高ナンバー3の塗料メーカーです。建築仕上げ塗材に限ってはシェアの半分を握るトップメーカーで、外壁塗装工事の半数でエスケー化研の塗材が使われている計算になります。先述の2社にくらべて、やや割安です。
人気の塗料(グレード)
外壁塗装用の塗料には、耐用年数や機能によるグレードがあります。ここでは、人気のグレードを2つご紹介します。
シリコン樹脂塗料
外壁塗装で使う塗料の耐用年数は、主成分である「人工樹脂」の種類によって変わります。人工樹脂別に、耐用年数の目安をご紹介しましょう。
- アクリル樹脂塗料:5~7年
- ウレタン樹脂塗料:8~10年
- シリコン樹脂塗料:10~15年
- フッ素樹脂塗料:15~20年
アクリル樹脂系の塗料は、汚れやすく耐用年数が短いので、外壁にはほぼ使われません。フッ素樹脂塗料は高額で、一般住宅用としては採用されにくい状況です。よって、外壁塗装ではシリコン樹脂塗料がよく採用されています。
ラジカル制御型シリコン樹脂塗料
塗料の白系顔料に含まれる酸化チタンは、紫外線にあたると「ラジカル」という物質を発生します。これが塗料中の人口樹脂を分解してしまい、塗膜劣化を起こします。ラジカル制御型塗料は、このラジカルの発生を抑え、耐久性を向上した塗料です。
ラジカル制御型のシリコン樹脂塗料は、期待耐用年数が「14~16年」程度。1㎡あたり施工単価が「1,900~2,300円」くらいです。長持ちかつコストパフォーマンスがよい塗料をお探しでしたら、ラジカル制御型シリコン樹脂塗料がおすすめです。
人気の外壁塗装塗料ランキング
つづいて人気の塗料を5種類、ランキング形式でご紹介します。(2021年6月現在)
・5位 パーフェクトトップ(日本ペイント)
パーフェクトトップは、日本ペイントが製造販売する「ラジカル制御型アクリル樹脂塗料」です。
ラジカル制御型塗料のパイオニア的存在で、アクリル樹脂系塗料でありながらシリコン樹脂並みの高い耐久性を備えています。
バラの香り付けがされた製品が販売されています。
・4位 オーデフレッシュSi100Ⅲ(日本ペイント)
オーデフレッシュSi100Ⅲは、日本ペイントが製造・販売する「シリコン樹脂塗料」です。
外壁塗装ではよく採用されるタイプの塗料で、高耐久性と低汚染性、防藻・防かび機能が特徴です。
親水性が高く、雨垂れによる汚れから建物を守ってくれます。
・3位 セラミシリコン(エスケー化研)
セラミシリコンは、エスケー化研が製造・販売する「シリコン樹脂塗料」です。
シリコン樹脂にセラミック成分を複合することでガラスのような構造(シロキサン結合)をつくり、塗膜を強固にしました。
高耐久性と低汚染性を備えていますので、長く美観を保てます。
・2位 アレスダイナミックTOP(関西ペイント)
アレスダイナミックTOPは、関西ペイントが製造・販売する「ラジカル制御型シリコン樹脂塗料」です。
先述のパーフェクトトップや後述のプレミアムシリコンと、よく比較検討されます。
他社製品にくらべ付着力が高く、塗装面がやや湿潤な状態であっても塗装できるところが長所です。
・1位 プレミアムシリコン(エスケー化研)
プレミアムシリコンは、エスケー化研が製造・販売する「ラジカル制御型シリコン樹脂塗料」です。
ラジカル制御で紫外線による塗膜の劣化を遅らせ、高耐久性と高耐候性を実現しています。
水性塗料で、シンナーで希釈する塗料のような人体や環境への悪影響がありません。
まとめ
国内には、たくさんの塗料メーカーや塗料が存在しますので、選択するときに迷われる方が少なくありません。
選定ミスによる失敗リスクを減らしたい方は、本稿でご紹介した会社や塗料を選んでいただくとよいでしょう。
また、業者選びにつきましては、こちらの記事が詳しく解説しているのでぜひご参考ください。