【悲報】新築外構工事一式に隠された罠!?ハウスメーカーで行う場合のカラクリとは

憧れのマイホームをハウスメーカーで建てると決めたら、次に気になってくることは、外構工事ではないでしょうか。

ハウスメーカーによっては「外構工事の見積り金額から半額にするから、発注して欲しい」とお願いされるケースもあります。

しかしハウスメーカーに依頼する外構工事は、本当にお得なのでしょうか。

本記事では、ハウスメーカーに外構工事を依頼する際の注意点やカラクリを紹介します。

ハウスメーカーでの外構工事の特長

外構工事について解説したあとで、ハウスメーカーに安価で外構工事を発注する落とし穴について解説します。

外構工事

そもそも外構工事とは住宅の外周部分のことです。
具体的には下記の工事を指します。

  • 門扉・門柱
  • アプローチ
  • 塀・フェンス
  • カーポート
  • 庭・植栽
  • ウッドデッキ

外構工事一式の費用は、100万円~300万円程度で収まることが多いです。

安くて良いの罠

ハウスメーカーによっては外構工事は、当初の見積り金額から半額になることも珍しくありません。
なぜハウスメーカーは上記のような、安価で外構工事を受けられるのでしょうか。

考えられる理由は下記2つです。

  1. 商品の種類を減らし大量に仕入れているから
  2. 経験の浅い職人に安価で発注しているから

上記2つを順番に解説していきます。

1.商品の種類を減らし大量に仕入れているから

製品代を下げる1番の方法は、大量に仕入れることです。
メーカーに対して「この商品を大量に仕入れるから単価を安くしてくれ」とハウスメーカーは交渉しています。

ハウスメーカーに外構工事を依頼すると、選択肢がほとんどないことに気が付いた方もいるでしょう。

選択肢を減らして、自分たちが大量に仕入れている製品の中から選ばせないためです。
同じハウスメーカーで建てた住宅の見た目が同じになる理由は、あらかじめ選択肢を狭めているからといえます。

しかしハウスメーカーによっては、標準外の製品を使用することも可能ですが、極端に価格が上がることは珍しくありません。
外構にもこだわりたい方は、ハウスメーカーに依頼すると割高になってしまう可能性がある点は注意しましょう。

2.経験の浅い職人に安価で発注しているから

熟練の職人よりも、経験の浅い職人の方が人件費は安くなります。

外構工事を安価で請け負うハウスメーカーの中には、駆け出しの職人に発注しているところもあるのが現実です。

プロの目から見ると熟練の職人と経験の浅い職人の施工を比較した場合、見栄えに違いが出ます。
しかし初めて家を建てる方は、自分の家しか判断基準がないため、見栄えの良い悪いを判断することは難しいでしょう。

外構工事と既成品の違い

外構工事は既製品(完成品)は購入できません。
事前に見られるのは材料のサンプルのみで、あくまで完成品は工事が完了後に始めて確認できます。

  • 図面上では綺麗に見えるが、図面通り施工したら使いづらい
  • 取り付けてみたら、サンプルとイメージが異なる

購入前に完成品を確認できないと、上記のデメリットがあります。

外構工事は「製品と工事」がかみ合って完成します。
既製品を購入とは違い、職人の腕も重要な要素になってきますが、プロではない方が判断するのは難しいです。

ハウスメーカーに外構工事を依頼する際は、製品サンプルや図面上だけで判断せず、施工写真を見せてもらうなど、可能な限り取り付け後のイメージをして、完成後に後悔のないようにしてください。

外構工事はオーダーメイド

外構工事は金額に関わらず、オーダーメイドといえます。
なぜなら、取り付ける製品は同じだとしても、住宅や敷地に合わせて毎回施工方法を変える必要があるからです。

オーダーメイドには、定価がないため価格の比較が難しいです。

  • 使用する製品のグレード
  • 職人の質
  • 施工場所の条件

上記の要素が合わさって価格が決まります。
相見積りをとって、一番安価な業者に発注しようとしても、本当にお得なのかは工事内容を精査しないと分かりません。

少しでも外構工事をお得に行いたい方は、自身での勉強するなどハウスメーカーの言いなりにならないだけの知識が必要です。

ハウスメーカーは住宅のプロ、エクステリアのプロではない

本記事では、ハウスメーカーに外構工事を依頼するときの注意点やカラクリについて解説してきました。

ハウスメーカーは外構工事を安価で行うために「選べる製品を少なくする」「経験の浅い職人に発注する」ということを行っています。

ハウスメーカーは住宅のプロでエクステリアのプロではありません。

夢のマイホームを満足のいくものにするためには、インテリアだけでなくエクステリアにもこだわる必要があります。

そのためには、しっかりと勉強をして知識を付けハウスメーカーの発言を鵜呑みにしないことが大切です。

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